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私を抱いてそしてキスして

家田荘子 著「私を抱いてそしてキスして」を読んだ。

ドキュメンタリーライターである著者がエイズと出会い、
エイズボランティアとして二人の人間の生活と向き合っていく。

自虐的になったり悲観的になったり、薬物に依存したりしながらも、
粘り強くボランティアに向かう著者に対し心を開き、
お互いを大事な存在と認識し、信頼していく。

時代のせいなのか、エイズに対する偏見がひどい。

情報が不足しているからこそ、自分自身で判断し、
冷静に行動することが必要なのは、エイズであれ癌であれ、
いつの時代であっても大切なことではないだろうか。
by olga-tanake | 2010-04-07 13:12
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