対岸の彼女

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角田光代 「対岸の彼女」を読んだ。

他の友達とうまく交われない子供を見て自分の不器用さを感じ、
生活にも張りを見いだせない女性が仕事を探す決意をする。
カラッとした同じ年の葵という社長がいる会社で働きはじめ、
自分の企画が実っていくことで喜びを感じはじめるが、
葵の奔放な性格からか、会社としての経営が危うくなる。
そんな奔放な葵には、週刊誌を騒がせる事件を起こしていたという、
暗い過去があった。

現在と過去を行き来し、別々に進行する話だが、どこかオーバーラップするところがあり、
読んでいて常に既視感をもってしまう。
ぐぐっと引き込む文章、ここ、というところでやってくる台詞などが
なんとも心を揺さぶる。

読み終わった後で、そういえばこれ直木賞とった作品なんだなあ、と思い返した。
力あるものには結果がついてくる。
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by olga-tanake | 2010-04-25 09:52
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