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沼田志歩さん、梶谷拓郎さん

沼田志歩さんと梶谷拓郎さんというダンサーに出会ったのは、
代官山M で定期的に開催されているイベントにて。

「すごいいいダンサーがいるから、一緒にやりなよ」と
映像の須藤くんから言われたものの、時間がなかったので徹夜で音源作成。
暗がりの中で妖艶に踊る二人は非常にプロフェッショナルな動きだった。

音源を気に入ってくれて、志歩さんのソロショーにまた音源を作成。
そこから続いて、また二人のショー用に音源を作成しました。

そのショーの別バージョンが、2nd Dance Creation Awardにて2位を受賞したようです。
http://www.kk-video.co.jp/concours/dca/002/sousaku-2.shtml
↑こちらで映像をご覧いただけます。
めでたい!

現在、この二人に加えて、田中エミリさんを含む3人用の音源作成中。
12月15、16日ムーブ町屋で行われるショーで披露されるようです。

ぜひご覧ください。
# by olga-tanake | 2012-11-05 13:51

パラダイスの夕暮れ

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アキカウリスマキの「パラダイスの夕暮れ」を見た。

映画館での映画鑑賞なんていつぶりだろう。
前に見たのは高木正勝「或る音楽」か?

アキカウリスマキの映画を見るのはなんと初めて。

初めてならば、と、何にも調べずにふらっと映画館に入り、見てみた。

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ゴミ清掃員がスーパーの女性を誘い、振られたりくっついたりする話。

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こんなざっくりしたストーリー紹介でよいのだろうか。
でもそうしたくなるような、登場人物の動き、表情、しぐさ。
なんだか動きも関係もぎくしゃくしていて、でもなんだかいじらしい。
そして、どこか素敵。


「良いもの見たなあ」と本音で言える作品に出会えて、とても嬉しかった。
巨匠だから、とか、有名だから、という見方は、どうでもいい。
# by olga-tanake | 2012-10-05 17:13

朝海陽子展"chords"

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朝海陽子さんの展示が開催中。

僕は朝海さん初の映像作品となる"Tuning"の映像編集と音を担当。



朝海さんとはかれこれ8年ほどのおつきあい。
朝海さんが作家として独立し、それからなにかあると作品制作で声をかけてくれている。

写真というジャンルで、しかも切り口の鋭い、非常にクオリティの高い
朝海さんの作品を見ると、いつも自分の中に新鮮な何かが口を開く気がする。
そこを覗くようにして、新しい自分を見つめ直したりするのがとても面白い。

7月14日まで無人島プロダクションにて開催中です。
ぜひご覧ください。

無人島プロダクション
http://www.mujin-to.com/index_j.htm
# by olga-tanake | 2012-06-17 16:34

久しぶり

自分から発信することをどうにも恐れてしまい

というか、「自分の言えることなど、本当に少ないのではないか?」と思い

ほとんど何も言わずにいました。

そこまで気負わずに、考えていることを、書いていこうと、再び思っています。

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# by olga-tanake | 2012-05-01 09:34

町でいちばんの美女

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チャールズ・ブコウスキー著 「町でいちばんの美女」を読んだ。

日雇いで稼いだ金はすぐにバーで使ってしまい、女の金を頼りに生きる。
そういったいわゆる駄目な男にまつわる話が満載。

タイトルになっている話は、とても短い話で、表現も短い言葉が多いが
それだけに想像力をかきたて、深い時間感覚を味あわせてくれる。
詩人として活躍していた人だけに、こういったことができるのだろう。

美しい話もある反面、人間の醜さ、愚かさなども赤裸裸に描かれている。
実力主義そのものであるようなアメリカの輝かしい表面の裏には、
敗北にまみれ、生きる意義や希望などを失いきった人間がゴマンといる。
そういった人々は大衆から疎んじられ、嫌われながらも
自分のことを信じて生きている。
そこにブコウスキーが言うような人間らしさがあるのだろう。
# by olga-tanake | 2010-11-30 14:08